ESLって何?

ESLって何?

おはようValley!
アメリカに来てはじめて思ったこと。
それは、「英語をがんばろう!」ということ。
(誰でも思いますよね😅)

私が住んでいる市内で対面で受けられる英語学習の方法を探しました。
英語の非母語話者が安価で英語のレッスンを受ける方法として、
ESLというものがあります。
English as a Second Language (第二言語としての英語)というクラスで
主に英語非母語話者の方向けの授業となります。
ネイティブの方が学ぶ英語とは違うのでご注意を!

私の住む市内のでは、ESLの選択肢は3つ
①コミュニティカレッジのESL(有料)
②地域のラーニングセンターのESL(無料)
③地域の教会のESL(無料)

全て受けてみた感想です。
①コミュニティカレッジのESL
・3ヶ月で1区切り。1期分$35
・プレースメントテストあり。PCでのテストセンター方式の受験。問題に慣れていないと高得点は難しそう。
・初級・中級・上級クラスに分かれる。
・文法中心。学校の授業なのでとにかく話さない。先生が当てたときくらい。

なんだか日本の授業みたいだなと思いました。
特色といえば
GED(アメリカの高卒認定のようなもの)の試験準備クラスでもあるため、
取り扱う内容がアメリカの歴史をはじめとする社会の授業のような内容であること。
独断と偏見で私が行ったコミカレの授業をまとめるとこんな感じです。
 ・日本人の方が思い浮かべるいわゆる”語学学校”では全くないこと。
 ・周りの人も何言ってるかわからんレベル(話せないという意味でみんな一緒)
 ・日本の学校での方式と同じ書いて覚える勉強をしたい方におすすめ
 ・反対に英語嫌いになった理由が学校の授業という方は過去の嫌な記憶を思い出して
  ますます英語嫌いになってしまうかも


②地域のラーニングセンターのESL
・無料 プレースメントテストあり(対人/オンライン) 両方の対応可
・TOEIC簡易版のような形式
・12段階など細かくレベル分け(地域による)
・少人数制。通える時間にスケジュールが合う先生(ボランティア)とマッチングする形式
・会話多め・文法中心など希望をできる限り聞いてくれる。必ずしも希望が通るとは限らない。
・1レッスン/1時間/週2回 辞め時は自分で決められる

日本での地域の日本語教室や教育ボランティアなんかをイメージするとわかりやすいかも。
・できるだけお金をかけたくない
・自分のペースで進めたい方におすすめ
・カリキュラムは先生と相談して決めるため、主体性が必要
・英語の伸びは自分次第
・とにかく話し相手が欲しい方にはおすすめ


③教会主催のESL
・無料 プレースメントテストなし
・初級と中級のクラスあり(実質レベルは超初級・初級)
・教材あり 
・少人数制(だいたい10人くらい)
・託児所(キッズルーム)あり


最初に先輩駐在員の紹介で通ったのがここでした。主にメキシコからの移民の方がメインで終始英語での説明+スペイン語での補助説明がありました。子どもの英会話教室のような和やかな雰囲気でみなさん気のいい人ばかりで楽しかったですが、授業の内容は正直物足りなかったです。良かった点は、日常で使う英単語やクリスマスなどの独特の文化について取り上げてくれるので、アメリカに住む方の生活を知ることができました。言語の到達がともかく友達作りをしたい人、文化交流をしたい人にはおすすめです。
・英語をABCから学びたい
・とにかく話す機会が欲しい
・授業らしい授業は嫌い
・子どもがいるので託児できるところがいい(衛生面は目を瞑ってください)
・アメリカでの生活の実態を知りたい
・とにかく現地の友達が欲しい
・夜に授業を受けたい

まとめるとこんな感じ。

3つとも受けてみて、独学で英語と向き合う時間の大切さを実感しました。地域柄か求めるレベルの授業に辿り着かなくて、勉強するぞ!と臨むとなかなか物足りない……その環境でモチベーションが保つのは難しく、日々忙殺される毎日です。この環境で集中できる方はどこにいても伸びますし、そもそもこんなに苦労してないかと思います😅
私は妊娠をきっかけに対面のESLは通えなくなり、すぐにロックダウンが始まり全くの外出不可になりました。そのため安定期に入った後にオンラインでの授業を始め出産後もしばらく続けました。ESLに通っている頃は、これだけボランティアの方々が頑張っていてくれることに有難いと思いながらも、なかなか上達しない自分にもやもやっとする日々でした。今は嫌いにならない程度にゆるく独学をしています。
ESLを受けて感じたことは教育レベルの地域差が激しいこと。子どもの教育については聞いていましたが、大人の教育・習い事に対しても差が出ることを感じました。それくらい都会と田舎の格差は激しいです。裏を返せばこの地域では高いレベルは求められないということ。それなりに挨拶ができれば過ごせてしまうんですよね。それでも帰国前にはもう少し英語を上達しておきたいと思う今日この頃です。

Have a good one!